○富山県立図書館資料収集方針

 

 (基本方針)

第1条  富山県立図書館(以下「本館」という。)の資料収集は、本館の運営方針である、「調査研究のための図書館」、「図書館のための図書館」、「保存のための図書館」の具現に資する資料群の構築を目指すこと基本方針とする。

 

 (一般方針)

第2条  本館の資料収集は、多種多様な資料の内から、基本方針のもとに、時代や利用者のニーズ等と資料費及び収蔵能力等を勘案の上、資料の形態・形状に拘らずかつ特定分野に偏ることのないよう配慮して収集するものとする。

  資料収集は、第1項に定める他、富山県立図書館資料選択基準(以下「資料選択基準」という。)により選択収集する。

  購入資料は、別に定める資料選択委員会で策定する年間収集計画に基づき、見計らいによる購入と選択委員の発議に基づく別紙「図書選択決議書」により行う。

  見計らい購入は、司書全員が分担する収集委員で行う見計らい図書リストによる選別を経て、発注し、納品後、選択委員で行なう現品選択にかける2段階選択で行う。

5 寄贈・編入資料は、選択委員による現品選択により行う。

  郷土資料は資料の形態・形状に拘らず、網羅的に収集する。但し、古文書等の生資料は公文書館等との役割分担に基づき、原則収集しない。部数は出来るだけ複数の確保に努め、購入図書は原則として3部とする。

  政府官公庁が刊行する資料は、施策の解説・白書・調査統計報告等の基本的な資料を収集する。但し、個々の法令集・実用書等の類書の多いものは除外する。

  逐次刊行物は、当該年度の資料費、前年度の休廃刊状況等を勘案の上、年度当初の資料選択委員会で選択する。

  リクエスト資料は、当該年度の資料購入費等を勘案の上、出来るだけ優先的に購入する。但し、相当高額なもの、特殊・特定な分野のもの、シリーズ等の大部なものの場合は吟味して対応し、選択委員の発議に基づく「図書選択決議書」により行う。

10  資料センター収蔵資料は、市町村図書館・県立学校図書館等の除籍資料の内、本館の未所蔵のもの1部を収集する。但し、古文書、児童書、学習参考書、雑誌は対象としない。

11 テーマー別コレクションは、設定の趣旨に添い資料を収集する。

12 児童書・洋書・視聴覚資料は利用状況と資料費等の動向を勘案し、基本的なものを収集する。


トップページへ例規集目次へ