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富山売薬版画
忠臣蔵 七段目(富山売薬版画)
忠臣蔵 七段目(富山売薬版画)
 越中富山の売薬業は、江戸時代より続く三百年以上の歴史を持った、富山県を代表する伝統産業の一つである。
 富山の薬売りは先用後利(薬を先に得意先へ預け置き、使用した分のみの代金を後から回収して利益とする)という独自の商法で、全国各地の得意先を訪問するところに特徴がある。
 売薬版画は、その得意先への進物(おまけ)として配られたもので、“錦絵”或いは“絵紙”とも呼ばれていた。今日では、その独特な画風や制作過程等の研究も進み、地方版画として高い評価を得ている。
 県立図書館には、尾竹国一、松浦守美等が描いた売薬版画を所蔵しており、これらの多くをデジタル化致しました。当館ホームページの『古絵図・貴重書ギャラリー』内に、『薬の富山』というテーマ項目を設け、売薬版画をいつでも自由に鑑賞できるようになっています。
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