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富山藩の藩校広徳館
 江戸時代多くの藩で藩政を担う人材育成のため、城下に藩校が設置された。藩校では、儒学を中心に武術やその他実用的な諸学を教え、藩士に対し文武両道の教育を施す機関となった。富山藩では、安永2年(1773)6代藩主前田利與(としとも)の強い指導のもと、「広徳館」と名づけた藩校が創設された。これは、宗藩である加賀藩の藩校明倫堂が開設された寛政4年(1792)よりも20年ほど早いものであった。広徳館の初代学頭には儒学者の三浦瓶山(へいざん)を江戸より招き入れ、その基礎が築かれた。
 県立図書館には、富山県が越中国と呼ばれていた頃から今日に至るまで、この地に生活する人々の歩みを知る諸資料を多く所蔵しています。これらの資料は、後世に永く変わらない状態で大切に保存し、利用していただくためにも、順次デジタル化を行っています。デジタル化された資料は、当館ホームページの『古絵図・貴重書ギャラリー』内で公開しており、図書館に来館されなくても容易に閲覧できるようになっています。昔の富山を探索するツールとして大いにご活用ください。
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