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富山県の誕生〜越中から富山へ〜
富山県管内図
富山県管内図
 明治4年(1871)7月の廃藩置県の施行で、富山藩は富山県となった。しかしながら、同年11月に富山県は廃止され、越中国の大部分が新川県となった。さらに、明治9年(1876)4月新川県も石川県に編入されることとなり、県政の中心は金沢に移っていった。これに対して、石埼謙、米沢紋三郎らをはじめとする越中出身の有志によって分県運動が起こった。その結果、明治16年(1883)5月9日、現在の富山県が誕生した。初代県令(知事)には、国重正文が就任した。
 県立図書館には、越中国と呼ばれていた頃から現在の富山県に至るまで、この地に生活する人々の歩みを知る諸資料を多く所蔵しています。これらの資料は、後世に永く変わらない状態で大切に保存し、利用していただくためにも、順次デジタル化を行っています。デジタル化された資料は、当館ホームページの『古絵図・貴重書ギャラリー』内で公開しています。また今回、明治期の資料にもデジタル化の範囲を広げ、『越中から富山へ』というテーマ項目を新たに設け、近代資料を容易に閲覧できるように致しました。明治の富山を探索するツールとして大いにご活用ください。
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