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広徳館孔子像
広徳館孔子像
概要
製作者:謝時中/画
年代:〔江戸時代〕
形態:絹本
数量:1軸
大きさ:軸長54cm 画面106×36cm
解説
明国の画家謝時中の作で謹厳な筆づかいで描かれている。富山藩士松岡藤左衛門が長崎でこの画を入手し、藩主へ献上した。藩主はこれを藩校広徳館に神像として祀り、春秋2回の盛大な釈奠を催したといわれている。廃藩置県によって藩校も廃止された時点で松岡氏の子孫に返却された。富山師範学校では本図を模写したものを掲げて孔子の祭典をしたと伝えられる。のちに金山従革氏が入手し、子息の方象氏が秘蔵されたが、昭和54年高瀬重雄氏の助言により県立図書館へ寄贈された。表装は富山藩で改装されたようで、軸には梅鉢の紋がつけられている。富山県重要美術品。


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