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宝暦一紀事
宝暦一紀事
概要
製作者:福羽美静/編
年代:文化12年 明治26年写
形態:木版刷り
数量:17丁
大きさ:縦25cm
請求記号:【前−5】
解説
明治維新に先駆けての討幕運動が、宝暦8年(1758)と明和4年(1767)の事件で、富山藩では5代藩主利幸と2代正甫の第6子利寛(民部)の名が記載されている。この文書は、王政復古の中心になった竹内式部・山縣大弐・藤井右門らの事跡を明らかにしようとしたものである。また、「越中富山前田侯二代松平大蔵大輔正甫」として、富山反魂丹の由来を記載して、藤井右門の関わりの伝承記事を載せる。編者の福羽美静は、元津和野藩士で皇学を修め維新に働き子爵、元老院議官となり、明治40年に没した。奥付に「江戸浅草橋場日蓮宗妙高寺々中 岡本熊蔵取扱」と記す。  前田文書−5
注記
註:藤井右門ノ末裔藤井九成氏ヨリ一ノ家記ヲ借覧其中ヨリ写本トシテ残セシモノ藤井文書ト称シテ可ナルヘシト「明治廿六年四月福羽美静編之」


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