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天真白井流兵法真剣払捨刀之巻
天真白井流兵法真剣払捨刀之巻
概要
製作者:白井義謙/著 吉田有恒/写
年代:弘化3年写
形態:毛筆
数量:18丁
大きさ:縦23cm
請求記号:【富−18】
解説
天真白井流剣術の開祖白井義謙は、富山藩10代藩主利保に招かれ、富山藩士吉田有恒などに奥義を伝えた。天真とは、「大極本念の一気で、兵法においては天真を養い、純にする術、故に天真と名付く」と述べ、真剣とは「人その剣に手を付けずして自然の道理を以て刺し貫く意あり」と記し、払捨刀とは「斬也その器の自然なり」と記して奥義に触れる。この書は、師の白井義謙が述べたことを、天保6年(1835)に吉田有恒が記したが、弘化3年(1846)に改めて写したものである。また、吉田有恒が後段に、「真剣遣方ノ大概」、「真剣ノ遣方」を補綴している。  富山藩文書18


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